男性看護師が女性患者と接する際の留意点

男性看護師が増えていくなかで、男性看護師が女性の患者を担当することも増えていくだろう。しかし、患者によっては、男性の看護師についてほしくないという人も少なからずいるのではないだろうか。中にはどうしても男性に苦手意識を持ってしまう人や、体格差、身長差から恐怖心を抱いてしまう人もいるだろう。しかし、看護師として勤務している人の数や時間帯によっては看護師の変更ができないこともあるので、看護師側がこのような女性もいるということを知り、気を付けて接するようにしたほうがよいだろう。

女性の患者に接するときに留意したほうがよい点として、あまり近づきすぎないようにする、ということが挙げられる。男性と女性ではどうしても体格差が出てしまうので、不用意に近づいてしまうとそれだけで恐怖を感じてしまう人もいる。ある程度距離を取ってくれれば平気という人もいるので、患者の反応を見つつ、適宜その人によってちょうどよい距離を見つけるようにしたほうがよいといえる。
また、身長差があるため、目線を合わせるように心掛けることも必要だ。座っている相手に対し、立ったまま接することも少ないが、ちょっとした用事であっても面倒くさがらずにしゃがむなどして、目線を合わせるように心掛けたほうがよいだろう。

男性が思っている以上に、男性に威圧感を感じたり、苦手意識を持っていたりする女性もいる、ということを念頭に置いて、接していくことが重要だ。